人がと会うのが、めんどくさい、怖い。
相手の言う事が理解出来ない。
過去の事を覚えていない。
故に、上手く会話をすることができない。
昨年、お母さんが亡くなった人に「お母さん、元気?」と聞いてみたり、動物嫌いの人にペットの話をふってみたり、ほとんど喋らないくせに、たまに口を開くと、とんでもなくトンチンカンなことを言ってしまう。
故に、どんどん人を避けるようになっている。
「 沈黙は金、雄弁は銀」というが、沈黙が雄弁より常に正しいことを説いているのではなく、あくまでも「沈黙することは『時に』雄弁に優るという意味であり、私の沈黙は、金とは程遠い。
しかし、口を開けば、トンチンカンな発言で場を凍りつかせるので、結果的に黙っているしかない。
自分の気持ちや置かれている状況を説明することも、会議の議事録を作ることも、電話を受けて要件をメモする事も、言葉を、文章を作ることが難しい。
考えれば考えるほど分からなくなるので、取り敢えず話し始めたり、書き始めたりするのだが、途中でこんがらがってしまい、自分でも何を言っているか、書いているか分からなくなってしまう。
避ければ避ける程、どんどん苦手になっていく。
それは分かっているが、逃げてしまう。
寝ている時だけ、現実逃避している時だけが、落ち着ける時間。
考える事が難しい。
下手の考え休むに似たり…と思い
せめて身体を動かそうと思うが、ルーチンワークもミスばかり。
やはり、人間は考えて行動せねばいけないと思う。
しかし、思考する事が難しい。
言い訳でしかないが、自分には皆が当たり前に行っていることを行うことが難しい。