私の文章の拙さでは他の人には伝わりにくいだろうが、私はクズだと思う。
自宅の坪数、月々ローン金額、子供の学費、子供も担任の先生の名前、会った人が来ていた服、友人が乗っている車、友人の家族構成、同僚の病歴、同僚の趣味、地域の行事予定、政治・経済・スポーツ・芸能等のニュース、近所の新しい店、近所の美味しい店等々、言い出したらキリがないが、あらゆる事に興味が持てず覚えていないので、他人と会話が続かない。今までは、相槌や質問で切り抜けてきたが、最近はそれも面倒で人を避けるようになってきてしまっている。
元々真面目だった人がストレスで精神的な変調をきたしたのであれば、適切な治療により回復する可能性はあるだろう。しかし私の場合は、元来からの無関心・無感情・無感動の性格に起因しているので、改善は難しいと考えている。
我ながら一番クズだと思うのは、周囲の人々に感情移入出来ない事。
・同僚が病欠すると｢業務の組み直しや、病欠申請書の受理が面倒くさいなぁ｣
・友人が入院すると｢見舞いに行くのが面倒くさいなぁ｣
・家族が体調を崩すと｢病院への付き添いは面倒くさいなぁ｣
と、まず感じてしまうのだ。もちろん口には出さないが、そう感じてしまうのは人として何か欠陥があると思わざるを得ない。物心ついた時から悲しくて泣いた事も無いのだ。仮に今後家族が亡くなったとしても、悲しみより｢葬儀の段取りや手続き等が面倒くさい｣と思ってしまうであろう自分が、どうしようもなく嫌いだ。
何にも興味を持てないから、覚えられないようにも思う。凄く好きな人・モノ・コトもなければ、凄く嫌いな人・モノ・コトも無い。喜怒哀楽の感情がある人間らしい生き方が出来るようになりたいが、私にはそれは無理なのだろうか。
よくも50年、のらりくらりと生きてこられたものだ。極めて運が良く、周囲の人達や環境に恵まれている事は確かだろう。
甘えとしかいいようがないが、これ以上生きるのが面倒だし、生きているのが恥ずかしい。本当に申し訳ない。
